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  日  時  
2004年 3月14日〜15日
山域 ・ 山名
上越 巻機山
コース
清水 〜 山頂往復  避難小屋泊
形  態
山スキー   160cm板


 昔から行きたいと思っていた念願の巻機山山スキーです。

 10年近く前W氏とゴールデンウイークに来たときは下からは雪が見えずそのまま何もせず帰ってきました。また同じ頃、W氏と10月末に米子沢沢登りを目指したときは、沢どころか思わぬ雪山登りになってしまい避難小屋までしか行けなかった。 なんとなく縁が無い山なのかと思っていたものでした。
 
 今回は、移動性高気圧に覆われるはずなので期待しながら、日曜日早朝に自宅を出ました。 が
高速の関越トンネルを抜けるとそこには雪が舞っているのでした。 やっぱり縁が無いのかな〜。
 ま、そのうち晴れてくるだろうと思い清水へ。
 8:00前の頃、清水着。人気が有るのか、国道沿いは車の列で駐車出来たのは集落を抜けた、橋の手前付近でした。 まだ雪が降る中 8:35出発。
 
 桜坂に向かう林道の最初からスキーを履く、トレースはしっかりしすぎる程残っており楽して登れる。 桜坂駐車場 9:10 未だ完全に雪に覆われている。 トレースに従い尾根に取り付く。
 今回は、新調した160cm板の山スキー初使用(これまで130cm板に慣れている)とテントを含めた重いザック。 やはり急登ではスキーの取り回しが難しい、四苦八苦しながら井戸の壁を登って行く。 1100m付近10:20 この頃ようやく雪があがるが、ガス、風は残っている。

雪面が荒れている       なんとなくいい感じ
樹林帯を抜けたところ

 重荷に負け、休み休みの登りで13:00ニセ巻機着。ガスも晴れ始め大勢のパーティが山頂から米子沢源頭部を滑っているのが見える。 あのまま沢を下まで滑るのかな?どうするのかと思っていた、後でわかったが避難小屋の方に登り返しているらしい。

 ニセ巻機から避難小屋があるはずのコルを見ると小屋が無い。どうして?埋まっているのか。やっぱりテントで正解かと思いながらシール、かかと開放のままコルまでコケながら滑る。 途中で休んでいる数人パーティの方がいたので話を聞くと「この時期小屋が見つからなかった」と良く聞くとの事。 最悪テントかなとコル付近をしばらく捜すと屋根が少し見えて小屋発見 ほっとした。 13:20

避難小屋1    避難小屋2
  小屋の屋根                       2階の入り口が掘り出されていた

 掘り出されていた入り口を開けると、先客2名。 しばらく休息しながら話をする。
13:50 小屋に荷物を置き山頂にむかって14:30巻機山着。 未だガスが多く展望は望めないので滑る準備をする。
14:45 少しトラバース気味に戻りながら米子沢源頭に滑り込む。 堅めの雪で割と滑り易い。

米子沢源頭の斜面
中央左側の尾根状を滑る

 気持ち良く避難小屋下の沢に降り立つ。 しばし休息後、避難小屋まで登り返した。 15:50小屋
この時間になると、さっきまでの喧騒が嘘のように誰もいなくなっており、静かな山に戻っていた。  
 今夜は、一人だけの夜、ガスも晴れてきて幻想的な夕焼けをボ〜ッと眺めていた。やっぱりこんな一時も良いな〜..
 
 綺麗だなー    いい感じ

 夜中は、星が輝いていて明日の快晴を期待していたが朝起きて見ると山頂はガスの中。 時間が有れば巻機山〜奥利根側に滑ってみようと思っていたのに残念。 しばらく待ってこのまま降りる事にした。

 8:55 準備し小屋を出る。この時間になってやっとガスが取れ晴れて来た。なかなか期待どうりには行かないものだ。
 
 ニセ巻機 9:05 ここで30分程ボーっとした後、結構急でいい斜面を期待して滑り出す。 が、雪はガリガリにクラストしている。 重荷とおまけにカービングのきつい板なのでテールが引っかかり滑りにくい、なるべくスピードが出ないよう慎重に1500m付近の平らな所まで滑る。

 このあたりで雪が緩んでくるが、昨日までのトレースが物凄く残っていて滑りにくい。

ほとんどピステをかけてないゲレンデ状態
ほとんどピステをかけてないゲレンデ状態

 ここからは、重たい雪と重荷に耐えながら我慢の滑り、井戸の壁では藪がうるさく横滑りを交えて苦労しながら降りていく。 途中で2人組のテレマーカが登ってきたのが見えたので合う所まで気合を入れてすべる。 少し話をすると米子沢の大滝埋まっていたか聞かれた。自分はそんな余裕はなかったので分からなかったが、源頭から沢を下まで滑る人も結構いるらい事がわかった。この雪の状態では雪崩も大丈夫そうには思えるけど... 

 桜坂P 11:05 後はだらだらと清水集落まですべり終了。

感想
 念願の巻機山だったけど、人が多すぎる(雪面が荒れていた)のがちょっと残念。もう少し早い時期に来れば良いのかな? そのうちの夢かも知れないが巻機〜朝日岳のスキー縦走とナルミズ沢源頭を滑ってみたい。

 帰りは、温泉を探しうろうろしながら、六日町温泉の清流館(値段を見て高いと思ったがサービス期間で半額700円?で入れた)を見つけのんびりした後、帰宅。



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