南会津 三岩岳

日時 : 3月29日(土)夜発 〜 30日(日)前夜発 日帰り
形態 : 山スキー(160)  メンバ:単独

 今週は三岩岳。 最初の計画はミチギノ沢に下りてテント一泊だったが土曜日につまらん用事を言いつけられて挫折。  なので、日帰りでミチギノへ降りて窓明〜家向まで周遊と予定はしてみたが、いまいち気が乗らず計画縮小で 三岩岳往復コースとなりました。
 前夜、桧枝岐泊り、朝小豆温泉に移動して出発です。今回も夏道尾根の北側の小沢から入ってみると既に水流が 出でいる。 夏道の急登も嫌だし少し悩んだが何とかつながっていそうなのでそのまま沢筋から登りはじめた。 6:50発  小沢から尾根への取り付きを少し行き過ぎ若干のアルバイトをしたが1060m付近で夏道尾根に合流。 ここからは、薄っすらと昨日のトレースが残っていたのでその跡を辿る。
 1308P近くまで来るとトレースはほとんど消えていて、おととい降った20〜30cmの新雪(重い湿雪)のラッセルとなるが それ程沈まないので少しペースが落ちる程度で済んだ。  

 

大戸沢が見えてきた

今回も快晴で暑い!
途中からは、半袖シャツ一枚で頂上まで通してしまいました。

 

三ッ岩も見えてきた


 

1500m付近

この辺りはくるぶし程度のラッセル

 

三ッ岩もだいぶ近くなりました

 

こちらは窓明

けっこう雪庇が出ています

 

小屋確認

出てるのは屋根だけです
10:20

 これまで、三ッ岩のとこまでしか来た事がなかったので、一応山頂のピークまで行く 11:00着

 

越後方面


 

遠くに燧のあたまかな


 

大戸沢への稜線

雪庇出てますね

 快晴、微風のなかしばらくノンビリしてから滑り出す。 11:40
 いつもはカリカリの斜面も今日は適度に緩んでいて滑りやすい。 快適な滑りですぐに小屋付近まで、 途中で単独の方と3人パーティに会いました。  そのあとは、重めの湿雪だけどあまり引っ掛からないので快適に滑り降りて行く。気持ちいいですね!  1500m付近からは、黒檜沢から入ったという先ほどの3人組の登りトレースを目印にさせてもらい、気持ちいいブナの疎林の ツリーラン。
 重めの湿雪だけど快適でした。

 

気持ちいい斜面

傾斜もほどほどです

 

オープンバーンも良いけど
こんな癒し系ツリーランが好きですね。

 夏道が小尾根に入る所までは滑りを楽しめた。その先トレースを辿るとスキーでは難しそうだったので 手前のボール状斜面を滑る事にして尾根上から回り込む。
が、滑り出しまで来てみると、アレッ!ここヤバそう。。。やーな感じの斜面でした。 
 ただ、ここまで来ると登り返しも大変。 そんなに広くもないし、上に落ちそうな雪も無い。表層もせいぜい20cmくらい、  なんとかなるか〜と慎重に滑り込む。 斜めに入りワンターン、戻って来る時に足元がスーッと落ち始める、あ〜雪崩れた!  そのまま流れに乗りながら右に逃げて一息。
 雪崩れはだんだん大きくなりながら沢の下の方までいってしまいました。どうしようかな? 
まだ右に斜面が残っているのでそこを試そうと斜めに滑り込んで みると、また足元から雪崩れ始めて同じように右に逃げる。 困ったものだと、さらにもう一回右にトライしてみると 規模はかなり小さくなったが、また足元から流れていく。 結局この斜面、全部ダメです。

 

3回目の落ちたとこ

ほぼ沢から外れたとこだが雪はNGです

 仕方ないので、雪崩れた跡の斜面を降りて行くことにする。

 

デブリ

この上を適当に降りていきました

 

デブリの末端

最後は黒檜沢まで達しています。
意外と大きくなってしまいました、後から来る人ごめんなさい。

 

青線が雪崩れた範囲かな
赤線はGPS軌跡

 黒檜沢まで降りて沢を下る。2ヶ所くらい割れてて、微妙なトラバースもあったが夏道の渡渉点に着いて一安心。  でもサイドから崩れてるとこ多いし、あんましいい感じではないです。

 

黒檜沢の様子
夏道渡渉点から上を見る

 夏道から下は完全に水流が出ていました。 右岸沿いをトラバースしているトレースををたどって登山口へ着き終了。  しかし、3月の2週目くらいから異様に暖かかくなってる影響なのか今年の雪はなんか変な感じですね。

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