先々週の続きで柄沢山から入りナルミズ、朝日、湯檜曽本谷を目指す。この前は天気が悪かった事もあるのだけど、 休みを取った割にはなんか弱気だったな〜。。 となんか引っ掛かっていたので再チャレンジです。 前と同じく深夜割を使い早朝に清水集落着。 帽子が見つからず多少手間取ったが 6:30に出発。
柄沢川から入る
今回は2日間とも天気良さそうですね。
柄沢山への登りルートどこを辿るのが良いのかがよく分からない?
地図を見た限りではどこも急登でこれといった尾根も無いので、とりあえず現場判断することにして柄沢川を辿って行く。
幸い沢中の雪は安定してるのでそのまま詰めて、この間滑り降りたルート近くから1620Pを目指したが、これが滑るのには良い斜面だけど
登るにはかなりの急登。。 ただでさえ辛いのに、ビンディングが緩んで板が外れるは、クトーの歯がグニャッと
曲がったり、おまけにシール袋は落すはと、めったにないトラブル続き。 最後はツボ足も交えて、ようやく1620P付近までたどり着いた。
1620P付近の尾根
天気は良いが、結構なアルバイトでした。
もう少しルートを考えて登らねば! と、しばし反省。
ようやく柄沢山到着
11:30 5時間かかったか!
大烏帽子、朝日方面を望む
谷川方面
至仏
柄沢山を振り返る
稜線の雪はザラメまじり、先々週の厳冬から一気に春の優しさが出てきた感じです。
雪庇もまるくなった様だし、割れ目も埋まってたりと落とし穴もほとんど無さそうです。
檜倉山から大烏帽子・JP
檜倉山 13:00
ここは広々とした平原状、気持ちいい所ですね
大烏帽子手前から
稜線上はアップダウンもあるので滑りもシール・ヒールフリーのままで通してしまいました。
大烏帽子から柄沢山
奥は巻機
大烏帽子山 14:30/15:00
朝日手前のJP
谷川の稜線
手前が清水峠
奥は苗場方面かな
ここから、楽しみにしていたナルミズ沢源頭です。 天国へ続くといわれる草原も完全に雪の下、 沢登りで来たとこをスキーで再訪するのもいいものです。
一旦、コルに向ってから源頭に滑り込む
快適な滑りを期待したが、雪はバリバリモナカと重ーい湿雪&クラストのミックス 疲れました。
大烏帽子を振り返る
雪が良ければ最高かなとは思うが、縦溝っぽいのもあるし、しかたないか
中段からのナルミズ沢
左から全層雪崩
朝日を望む
写真ではよく分からないけどナルミズ沢を滑っていったシュプールが一本あります。
この斜面もすごくよさげですね。
朝日との二俣 15:30
朝日に登り返す尾根の末端に本日の幕場工事後ツェルトを張る。
その後は一人なのでテキトーに飲んで寝ました...
翌朝、ツェルト支柱にしてたストックを取る時に凍っていたので蹴飛ばしたら曲がってしまいました。
まったく最近のは柔に出来てるのか? なんか今回トラブル多すぎ。。。
幕場から
沢で来た時も特徴的な岩だなーと思った所です
夏はインディアンの砦のように見えます。
幕場発 7:00
朝日に登る途中から
ナルミズ左俣
美味しそうな斜面がつながってます。
朝日に着きました
9:00 今日も快晴、谷川方面
いい雰囲気
笠から白毛門
稜線の雪付きは良く無さそう
湯檜曽本谷 滑り出し 9:30
一旦コルに向ってから源頭の斜面に入る。 最初はシュカブラ帯、次に薄っすらパウダーとアイスバーンのミックス、
降りるにつれパウダー部分が多くなってきた
湯檜曽本谷源頭
この辺りは良かったです。
吸い込まれるような斜面
すぐ下は見えないです。
二俣まで降りて
左俣には大きな全層デブリ
左の斜面から崩れ対岸にまで押し寄せてから下に続いています。
それに、他の稜線付近にもブロックの崩壊や大きな亀裂が走っていて、かなり不安定な状態のようです。
下流を見る
いい感じで続いてます
大滝辺りはどうなっているのかなー?
二俣 10:10/10:40
ここから150m位登り返して、1550m位の稜線に出た。そして真直ぐ北の小尾根に滑り込み夏道の1300m位から 登川の本流に出る。このあたりは最初はザラメ調、途中から快適なツリーラン、よかったですね。。
登川 1010m付近の二俣下から稜線を望む
ここまでは快適な滑りでした。
この下は沢が狭く水流も出ているので右岸の林道?へ這い上がる。
12:00頃
このあとは、林道をダラダラと降りればいいかなと期待してみたが、そんなに甘くなくデブリやブロック崩壊跡
の通過、沢筋から林道への這い上がりなど意外と苦労させられました。
そんなこんなでも14:30無事に清水集落について、充実の周遊ルート予定通り完了です。
しかし、天気がいいのも考え物ですね、日焼けでひどい事になってました。。。贅沢か?