小山山岳会に入会し2年目、6月21日・22日、沢登りを初めて体験してきました。場所は尾瀬の北岐沢で、メンバーは、会員で沢登りベテランの稲葉さんと渡辺さんです。
今年こそ、沢登りに挑戦しようと思っていたところ、稲葉さんの計画した北岐沢は、初心者向きとのこと。装備は、とりあえず沢シューズとヘルメットを購入し、他は借りての山行でした。
当日、21日の朝は、梅雨前線の活動が強まり雨が降り始める。みかも道の駅でピックアップしてもらい、大清水をめざし出発。大清水へ着く頃には、心がけが良いのか曇り薄日もさしだし、まあまあの沢デビューの天気。早速、準備をし林道歩きを1時間30分。
いよいよ入渓です。滑べらないように慎重に歩き出す。靴はぬれても水の冷さ感じないが、深いところはスパッツの上までぬれると冷たいが歩いているうちに乾いてしまい問題なし。入渓してすぐに、小さな滝が出る、滑らないように気をつけ登る。
ホットしているとすぐにまた滝と、次から次へ滝が出てきて初めてなので緊張のしっ放し。また、深みをさけて岩のトラバースが必要なところもあり息つきひまもなし。
そのうち、落差のある滝があらわれ、ザイルをつかっての登攀(初心者なので)やら、さらに落差のある滝は、高巻するなど、いろいろ変化のある沢で、探検をしているみたい感じ。
13時ビバーク場に到着、早速、ビバークの準備をし、酒を冷やし、たき火をつけ、ビールで酒盛りの開始。
沢での初の宴会は、雨も降らず楽しく盛り上がり午後8時過ぎまでつづいた(実際は酒がなくなった?)。 タープで泊まるのも初めての体験。沢の音と小鳥の鳴き声、夜半過ぎからの雨音で熟睡はできませんでしたが貴重な体験ができました。
4時30分起床、パスタの朝食を済ませ、6時20分出発。 天気は少しの小雨程度で、問題なし。 変化のある沢を登っていくと何箇所が二又になり、GPSでルートを都度、確認し登っていくと雪渓が現れはじめ、後、突然視界の開けたと思ったら、何と水芭蕉の群生があり、水芭蕉が見られるとは思っても見なかったのでとても感激しました(ここが小松湿原)。
稜線まで20分のヤブこぎをし、急斜面をのぼる。雪渓の残る稜線をブナ沢分岐まで。GPSで確認し、ブナ沢の沢下り。
沢下りの方が、滑りやすいと思いゆっくり慎重に降りていく。慣れて気を抜くと、水の中の浮石でバランスをくずし足首、膝をひねったり、大事にいたらないが、気を抜かず慎重にと気を引き締める。
落差のある滝が現れ実践ではじめて懸垂下降を体験、ぎこちないが何とかこなす(ホットする)。 その後、すぐに奥鬼怒林道のトンネルに出で、1時間10分の沢下りは無事終了し、林道を2時間歩き大清水駐車場へ戻る。
無事、沢デビュー(登りと下り)を果たすことができ同行メンバーの方ありがとうございました。今まで、尾根歩きだけだったので尾根とは違った沢の魅力、面白さを十分体験でしました。 今後は、岩登技術、ロープワークなどなど沢の技量をアップし、いろんな沢にチャレンジしてみようと思う。