日 時 | 2005年 10月21日(夜) 〜 10月23日 |
山域 ・ 山名 | 飯豊連峰 北股岳 梶川尾根より往復 |
記 録 |
21日(金) 結城 => 天狗平P (車中泊) 22日(土) 曇り 〜 雨(4時頃) 23日(日) 吹雪 〜 霙 〜 雨 |
形 態 | 尾根歩き メンバ:稲葉 |
初の飯豊。 西吾妻山頂から雪の飯豊連峰を何度か眺めていて、言ってみたい所の一つでした。 朝、起きるとどんよりと曇ってはいるが雨は落ちていない。 この位なら登るにはちょうど良いと思い出発する。 予報の悪さのためか、ちょっと前に単独の人が出発した以外はほとんど人がいない、ちょっと鮮やかさには欠けるが紅葉をめでながら静かな尾根を黙々と登って行く。 途中でザックの両サイドに重そうな篠竹の束をつけた先行の単独氏に追いつく、伺うと門内小屋に冬用の荷上げに来たとのこと、「冬の飯豊」かー、渋いだろうなー、どこにでも凄い人達はいるものだと感心。 そのうちに、北股岳を越え梅花皮小屋に12時半頃到着。 思ったより早く着いたが、他に誰もいない。適当にお昼を済ませ小屋の廻りをうろうろするが、曇りで展望もなくパッとしないので小屋に戻る。 小屋は綺麗で快適であるが、する事もなく暇なのでちょっと早いがチビチビと飲み始めた。 「誰か来ないかなー」と期待しながらつまみとか夕食の分別もなくチビリ、チビリ。 結局誰も来ないし、眠くなってきた(酔ってきた?)ので、6時過ぎに寝たような気がする。 夜中12時ころに目が覚め外に出てみると、未だ雨が落ちていて雪にはならないのかなーなどと思いながら悶々と眠る。 充分過ぎる程、寝た朝。 外に出てみると、ガスの中すっかり雪化粧、いつの間に雪になったのであろうか? 予定では、飯豊本山をへてダイグラ尾根を降りるつもりだったが、これでは絶対無理。 梶川尾根を下る事にして、準備をし7時に小屋を出る。 視界は50mくらいか、北股岳近くからは風も強くなり吹雪模様となってしまった。 なかば雪を期待していたとは言え、吹雪までは想定していなかった(まじめに考えれば当たり前のはず)ので、くたびれたカッパと軽登山靴で対応するのはしょっぱい稜線歩きとなる。 門内小屋に着くと、ここからは昨夜泊ったパーティーのトレースがしっかり付いている。 梶川尾根への降り口を間違えないか、不安もあったのでちょっと安心した。 その後、雪→霙→雨と変わる中、ずぶ濡れになりながら下る。 途中で門内小屋に泊った12,3人の大パーティに出会ったあと、天狗平の駐車場に到着。 雨の中着替え、さっそく温泉に向う。 だいぶゆっくりした後、帰路についた。
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翌日の梅花皮滝、凄い水量
赤旗用の竹が縛り付けられている
稜線を望む
ナナカマド
雪化粧
北股岳
冬の装い
梅花皮小屋、快適
野うさぎが走り回っていた
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