日 時 | 2005年 7月23日 〜 7月26日 |
山域 ・ 山名 | 北アルプス 剣岳 源次郎尾根縦走 |
記 録 |
7月23日(土) 小山 => 扇沢 (車中泊) 7月24日(日) ガス、晴れ、 夜中一時雨 7/25日(月) ガス、晴れ、ガス 夕方から一時雨、19時頃から本降り 7月26日(火) 雨 |
形 態 | 岩稜 縦走 メンバ:中嶋、稲葉 |
台風7号の動きが気に成りながらも、24日朝、トロリーバスに乗り込み室堂へ。 御山、別山の山頂はガスが掛かっているが、晴れ間も出ているまずますの天気の中、ベースとなる剣沢小屋を目指し、室堂を出発
重荷の為、少しでも楽をしようと、別山乗越しへの直登をさけて左の稜線から回り込むコースをとる。少し登り始めるとアクシデント発生、登山靴のビブラムが剥がれはじめ、アカンベー状態になってしまった。それも両足とも。 20年ちょっと前の靴とは言え、この間の古賀志の岩トレではそんな兆候は無かったぞ、何もこんな時に、まったく! とりあえず手持ちのアイゼンバンドで縛り付けて見るが、少し歩くと外れてしまう。中嶋さんの紐とか、ゴムとかを借りたりして縛り付け、だましだまし御前小屋まで歩く。 針金で縛り付けるのが良いのでは言う中嶋さんの助言で、小屋の廻りをうろうろして、錆びた番線を拾いそれで応急処置。意外と落ちているものだと少し感心する。
剣沢テント場に着くと、長岡さん夫妻Pと近くにテントを張っていた単独の方が出迎えてくれた。 テント場受付(警備隊詰所)で針金を譲り受けたが、単独氏がペルーでの経験で釘を打ち付けるのが良いと助言して貰い、警備隊詰所前で、釘、金槌を借りて修理を始めた。 天気はともかく、源次郎尾根登頂の成否は、この靴が握っているのである。 中嶋さんに迷惑は掛けられないし、結構必死で修理していると、警備隊の方も助言して下さり最終的には、ビスをドライバーで固定し、見かけはほぼ完璧に修理できた、と思う。 皆様お世話になりました。 テント場についた頃、剣本峰はガスの中
源次郎尾根も良く見える
最も心配していたと言う、左側の尾根への取り付きは明瞭な踏み跡があって割と簡単に見つけられた。幸先の良いスタートとなる。 急な岩場を木の根、岩かどを手がかりに登っていき、しばらくすると尾根が明瞭になってくる。 途中、ちょっと難しいなと思われるところもあったが、木に囲まれているので高度感もさほどで無く精神的には少し楽であった。
ここの下降は出だしが高度感があり少しビビッた。 最後、ザイルが一寸足りず、ザイルを握って降りたが、滑らせたため、指先を少し火傷してしまったが大したことは無かった。 その後、それほど難しくない岩稜を登り、本峰へ向かう、上部の雪壁も左側の雪が切れていて問題なく頂上に到着。 丁度、昨日の単独氏が頂上にいて出迎えてくれた。
頂上で証拠写真を撮りながら、しばらくのんびりした後、下山へ。 この下山路も一般道とは言えアップダウンと鎖場が多く、結構くたびれたが、降りた後のビールを頭に描きつつ、重たい足をだましだまし下山。
あとがき 教訓
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