9/8〜9 名取川・大行沢(おおなめさわ)
ゴルジュの上から入渓してみる ナメも勢いがある 北石橋滝の落ち口
入渓してみると水が多い ナメも勢いがあり面白い 北石橋の滝の落ち口にて
H19.9.8〜9天候: 曇り一時晴れ
(メンバー) 橋田、稲葉、速水、安田、佐藤
9/8-小山18:45-(仙台南IC)-二口温泉駐車場22:45(露営)
9/9-駐車場7:00-入渓7:30-雨滝8:40-再入渓9:20-カケス沢出合10:25-北石橋-11:20/40-再々入渓12:05-樋ノ沢小屋12:40-駐車場15:30-小山21:00
前日の台風9号関東上陸後、台風一過とはいかず雨模様の高速を走る。さすが仙台までは遠い。
雨降る中 今宵の宿探し、屋根の有るとこ何処だ・・・   (ビジターセンター通路お借りしました)

各地で台風の被害あり、「沢は無理かも・・」 水は澄んでいるが、確かに増水の気配あり。最初のゴルジュは到底無理、 と判断し 雑草が生い茂る登山道に向う。
小行沢の橋を渡り、ゴルジュ上の小屋が見える場所から落ち込む沢もナメばかり入渓するが、さすがに水量が多い。しかも水流の勢いが強いため、チョットした流れを渡るのも厳しく、いたるところが難所と化している。

仕方なく登山道へ上がりしばらく巻く。夏道が崩壊した所で再度入渓するが、やはり水流が激しく遡行は無理。再度登山道へ戻る。滝が飛沫となって何の花か判らない落ちる珍しい雨滝など見物し、しばらく登山道を行く。

京渕沢の先、730mのピークを大きく廻りこみ、沢に近づいたあたりで再々入渓する。ゴーロ地帯を過ぎナメが始まる付近で、結果的に いいとこ取りの沢歩きとなった。

ナメも水量が多く、水しぶきを上げながら快適な遡行である。右岸のカケス沢との出合で相談、北石橋を見に行くことにする。簡単に考えていたが、1時間の急登の尾根を上がり、カケス沢上部、材木沢の名勝、北石橋の奇岩に出た。
自然のフシグロセンノウ造形美を見学し、再度大行沢へ戻った。

そこから先もナメの連続、難しい場所はなく、ナメの感触を堪能しながら樋ノ沢避難小屋へ到着。時間的に今日の遡行は此処まで、偵察みたいな山行になったが、一帯の沢が全てナメの多い遡行対象となる沢の様で期待できる。
日帰りでは厳しいので途中一泊で楽しむのがいいかもしれない。

帰路は登山道を忠実にたどり駐車場へ。地元の人が河原の至るところで集い、鍋を囲んだイモ煮会をやっているのが印象的だった。

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