前日の台風9号関東上陸後、台風一過とはいかず雨模様の高速を走る。さすが仙台までは遠い。 雨降る中
今宵の宿探し、屋根の有るとこ何処だ・・・ (ビジターセンター通路お借りしました)
各地で台風の被害あり、「沢は無理かも・・」 水は澄んでいるが、確かに増水の気配あり。最初のゴルジュは到底無理、 と判断し 雑草が生い茂る登山道に向う。 小行沢の橋を渡り、ゴルジュ上の小屋が見える場所から 入渓するが、さすがに水量が多い。しかも水流の勢いが強いため、チョットした流れを渡るのも厳しく、いたるところが難所と化している。
仕方なく登山道へ上がりしばらく巻く。夏道が崩壊した所で再度入渓するが、やはり水流が激しく遡行は無理。再度登山道へ戻る。滝が飛沫となって 落ちる珍しい雨滝など見物し、しばらく登山道を行く。
京渕沢の先、730mのピークを大きく廻りこみ、沢に近づいたあたりで再々入渓する。ゴーロ地帯を過ぎナメが始まる付近で、結果的に いいとこ取りの沢歩きとなった。
ナメも水量が多く、水しぶきを上げながら快適な遡行である。右岸のカケス沢との出合で相談、北石橋を見に行くことにする。簡単に考えていたが、1時間の急登の尾根を上がり、カケス沢上部、材木沢の名勝、北石橋の奇岩に出た。 自然の 造形美を見学し、再度大行沢へ戻った。
そこから先もナメの連続、難しい場所はなく、ナメの感触を堪能しながら樋ノ沢避難小屋へ到着。時間的に今日の遡行は此処まで、偵察みたいな山行になったが、一帯の沢が全てナメの多い遡行対象となる沢の様で期待できる。 日帰りでは厳しいので途中一泊で楽しむのがいいかもしれない。
帰路は登山道を忠実にたどり駐車場へ。地元の人が河原の至るところで集い、鍋を囲んだイモ煮会をやっているのが印象的だった。 |